北海道の実家はようやく電気も水道も復旧したそうです。
やっぱり日頃の備えというのは大切だと思いました。
それにしても、泊原発を動かしたいから発電所を一極集中していてブラックアウト、という事態には本当に腹が立ちます。
この機会に北海道新聞のウェブ版で、泊原発は今どういうことになっているのか、見てみました。
現在、泊原発は停止中ですが、北海道電力は再稼働を目指しています。
では、非常時の対策は進んでいるのでしょうか?
放射性物質の放出の恐れがある重大事故の際には、原発から5キロ圏内の住民は、すぐに避難を始めるのが原則。
しかし、地震で道路が寸断されたり、暴風雪のために避難が困難な場合はどうするのか?
道や国の関係機関でつくる「泊地域原子力防災協議会」が作成した避難計画には、「交通事故等の二次災害を避けるため、自宅で屋内退避をする」と定められているそうです。
しかし、原発5キロ圏内の屋内にいたら、放射線のリスクの方が高いのではないか?
昨年2月、道新の記者が原子力防災訓練の際にそう質問したら、国の責任者はこう言ったそうです。
「福島でも放射能で死んだ人はいませんから」
本気で言ってんのか?
本当にそうなら、避難の必要もないはずじゃないか!!
泊原発で事故が発生した際、道からの要請に基づいてバス協会加盟会社がバスを運行し、住民を避難させることになっています。
ところが、協会に加盟する道央のバス会社6社は道新の取材に対し、運転手の安全確保に不安があることなどを理由に、バス輸送は現状では「できない」「困難」と答えたそうです。
これじゃあ、「絵に描いた餅」にすらなっていない!
こんな状態なのに「ブラックアウトが起きたじゃないか。泊原発動かせよ」とか言ってるネトウヨや産経新聞は、泊原発で重大事故が起きた時には、周辺住民は見殺しでかまわないと言っているのと同じようなものです。
どこまで人でなしなんだ?