わが娘婿のシンガポール青年。
カジノの成功例、
日本のカジノ解禁の手本とされるシンガポールで、
彼が実際に生活して、痛感しているカジノの弊害とは?
「社会にはギャンブル好きが一定数いる。
彼らがギャンブルにのめり込み、
場合によっては身を持ち崩しても、ある意味では仕方がない。
しかし、本来ならその外側にいるはずの、
勤勉で実直な人達が、カジノに一攫千金の夢を持ってしまう。
家庭や社会を支えるべき真面目な人材が、
カジノに引き寄せられて、巨額の借金を背負い、
自殺したり、人生を棒に振ったりしてしまう。
それがカジノの一番の問題点だ」と。
しかし、シンガポールの場合、
自国民がカジノ利用者に占める比率は、
20から25%にとどまる。
ところが日本ではどうか?
カジノ開設を目指す大阪府の試算では、
IR来場者のうち日本人は8割にも達する見通し。
シンガポールとは比較にならない。
不用意にカジノを設置すると、
かなり深刻な事態になるのではないか。