杉田水脈議員のLGBT差別発言について、
ゴー宣道場にゲストで来ていただいたこともある
東京工業大教授の中島岳志氏が、
東京新聞8月30日夕刊「論壇時評」で論説してます。
中島氏は、杉田議員の発言を
「言語道断の暴言である」と切り捨てます。
これについては全く異論はありません。
しかし中島氏の論説の主旨はそこにはなく、
「問題は、なぜ杉田がこのような思想を
持つに至ったのかというプロセスと
背景を解明することだろう」と言います。
で、中島氏は長々と文章連ねて、
結局のところ、杉田氏も女性として
弱い立場に立たされた経験があり、
それを乗り切るために、男尊女卑の社会へ
過剰適応してしまったのだろう
と分析するのです。
そんな当たり前の分析に、
そんなに長々文章書く必要ある?
差別された者が強者に媚び、
より悪質な差別者になるなんてことは、
古今東西どこにでもある、
言うまでもない話じゃないですか。
白人に媚びた黒人が他の黒人を差別して
「名誉白人」になったのと同様、
杉田水脈も単なる「名誉男性」にすぎない。
それだけのことです。
それなのに中島氏は、
「杉田なりの生存をかけた闘いが
あったのだろう」と、
同情までして見せるのです。
そんなこと言い出したら、
どんな差別者にも、犯罪者にも、
同情できるところはありますよ。
麻原彰晃にすら、
同情できるところはありますよ。
そんなことは百も承知の上で、
あくまでも表れた言動について
批判し、断罪するのが人の世の
常識というものじゃないですか。
それなのに、杉田にも、麻原にも
同情すべきところはあるんじゃないかと
感情をグラグラさせている
中島氏の性根は、私には単なる
うす甘いサヨクにしか見えません。
いくら保守思想を一生懸命お勉強しても、
お勉強で性根は変わらないものです。