8月5日、ゴー宣道場。
いよいよ山尾志桜里衆院議員による
憲法9条の改正案が発表された。
最も注目すべきは「戦力」の扱い方。
安倍首相の提案した自衛隊「明記」加憲は、
現行9条の戦力“不保持”をそのまま維持する。
つまり、これまでの誤魔化しを維持し、
固定化するのだ。
それでは、これ迄も繰り返し指摘して来たように、
事実上、個別的自衛権すら、いつまでも十全には
行使できない。
結果、対米従属は深まるだけ。
ところが、今回初めて公表された山尾案では、
そこに斬り込んだ。
立憲主義的にしっかりした
(かつ広範に受け入れられやすい)
基準を設けて、その制限内で戦力の
「保持」を明確に打ち出した。
9条改正については、
これで完璧ではないにしても、
かなり完成度の高い叩き台になり得ているだろう。
国民の前に、
“もう1つの選択肢”がハッキリと提示された事実を、
喜びたい。