ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2018.6.3 00:13ゴー宣道場

出張版道場、お疲れ様でございました

本日の「SPA!」主催・ゴー宣道場〈出張版〉は

「保守とリベラルの役割、そして立憲」というテーマで

お送りしました。

ゲストの中島岳志先生、まことに理路整然と、

そしてわかりやすい言葉で語ってくださいました。

保守とリベラルの成り立ち、

立憲主義とは何か、

立憲主義と民主主義との緊張関係・・・などなど。

 

「真に理性的な人間こそ、理性によって

理性の限界を把握している」

エドモンド・バークのこの言葉、

しみじみ良いなあと思います。

 

また保守は、「復古」「反動」「進歩」

この三つを否定するというお話も印象的でした。

私が好きな言葉「不易流行」にも通じます。

ほんと、業種問わず「老舗」こそが保守とは何かを

物語っていますよね。

原理主義的に昔を甦らせようとするのでもなく、

変わることをかたくなに拒否するのでもなく、

かといって未来のユートピアを夢見るのでもない。

 

いま、ちまたで語られている「保守」の概念が

なんと捻じ曲がっていることか!

 

この国が抱える病理を、様々な論点から浮き彫りにした

3時間だったのではないかと思います。

中島先生、ご参加くださりありがとうございました。

楽しかったです

 

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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