ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2018.3.6 03:50

しるせっぽう

ライジングのコメント欄を読んでいたら、
「辻説法」をずっと「説法」と読んでたという人がいて、
完全にツボにはまってしまい、苦しいぐらい笑ってしまった。

しるせっぽう・・・

愉快な人やなー。
「しる」ってめちゃくちゃ笑いに変わる言葉だもんなー。
なんだか囲炉裏を囲んで、きのこ汁でもいただきながら、
御説法を受けているような絵も浮かんだ。

でも、あるよ、あります。
私だって山ほどあります。

「生成り」を「なまなり」と読んでたし、
「病床に伏す」を「びょうとこにふす」と読んでたし、
書店へ澁澤龍彦の『胡桃の中の世界』を探しに行って、
「こももの中の世界、ありますか?」と聞いたことあるし。

とある雑誌の私に対する一方的な侮辱記事で、
「手練手管(てれんてくだ)」
と書かれて激怒しまくって、編集者や弁護士への電話や、
公開収録の生放送なんかで、
「しゅれんしゅかんだと!? ふざけんじゃねえ!」
と真っ赤になって言ってたし。

いまだに、原稿書きながら、漢字変換がすんなりされず、
「なんでこんな簡単な単語がこのパソコンの辞書には
登録されていないんだろ?」
と不思議に思ってることがあるから、たぶん、それは、
私の読みかたが間違っているんだと思う。
この読み間違い地雷、いつなんどき火を吹くかわからねえ。
せめて恥かいたときの、とんちの効いた切り返しを鍛えて
おきたい。

それに近い話、笹さんとの「淑女我報」でも語っていて、
今回はゴー宣道場ブログの右上にも出ているし、
Youtubeでも見られるので、ぜひ。
https://youtu.be/MK1Nmf-tucc

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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