ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2018.3.4 18:46

師範会議を行いました。

師範会議を行いました。
18時にはじまって、帰途についたのは23時でした。

まず、小林先生の激しい怒号からはじまりました。
「わしは、侮辱されたと思ってる」と。
高森先生は、あのブログで小林先生やゴー宣道場を侮辱するような
気持ちは
まったくお持ちではなかったとのことで、
逆に、なぜ立憲的改憲から撤退という重大な決定を、師範会議を
待たずにあのように決めて書いたのかとおっしゃいました。

私は「そりゃあんなブログを書かれて怒ったからに決まってるん
じゃないのかな」と思いながら聞いていたのですが、
お話を伺っていくと、どうも私たちのほうに誤読・誤解がある、
ということでした。
まず、高森先生のブログの冒頭、

私の周囲からよくこんな声を聞く。

「ゴー宣道場によく一流の憲法学者が何人も参加してくれますね」と。

よほど珍しい出来事と思っているようだ。

それも無理はない。


この「私の周囲から」は、
あくまでも高森先生周辺の法律・憲法関係の一部学者たち」を
さすとのことで、その世界の感覚を表現されたものであり、
また、高森先生がそのような一部学者世間
偏見の視点に立って
おられるわけでもないとのことです。

メディアに露出されている方を除き、憲法学者の方を
ゴー宣道場に
招くのは、それほど超困難なことであるという現実が
学者界にはある
ようで、
倉持先生の働きかけによって、やっとその困難を突破していること、
そして登壇して下さる憲法学者の方々への敬意を表したもの、
ということでした。

学者の世界にしがらみがあるのは理解はしていましたが、
そこまでガチガチに縛りつけられていて、
神経を使うとは想像だにしませんでしたので、
ああ、なるほどそういうことだったのかと思いました。

そう聞いて帰宅し、いま高森先生のブログをもう一度読みました。

でもやっぱりどうしても、おっしゃったような文脈では素直に
読めない
なあと思ってしまうところもあるんです…。
どうしても、私の国語力が邪魔をするんです。

倉持先生の能力や行動力は確かに頼りになる、私たちにはできない
ことだから応援しようとみんなが思っていますけれど、
これまでずっと積み上げられてきた道場の運営や設営、参加者、
参加しないけどじっと静かに
見ている大勢の善良な人々こそ
「縁の下の力持ち」でもあるのに、
そのような人々を含めた我々の取り組みが
「遥かにみすぼらしいレベル」
とまで表現されるようなものなんだろうか、
どうしても心がモヤモヤして晴れない…
私のこの国語力をどうすればよいのだろう、
そう思ったりもするのでした。


倉持先生は、これまでの取り組みによって、ゴー宣道場が
「世の中的にはマイルド化された」という風に表現されており、
私は「なにを調子に乗っているのかな? その“世の中”からの
鬼畜なバッシングと戦ったのがゴー宣道場だったのに
と思ってしまい、
猜疑心でいっぱいになっていたので、
師範会議では、面と向かって「もう信用できない」と言って
しまいました。

でも、倉持先生の表現された「世の中」も「法律家共同体」を
さしていたということです。
そうか、自身が法律家だから法律家共同体を「世の中」と表現
したのかな、誤解していたかもしれない
と思い直しました。

一流の憲法学者と草の根の市民とが接合できる場所は、日本で唯一、
ゴー宣道場だけだから貴重なんだと、倉持先生は力説されました。
たしかにそうなのでしょう。
紋切り型でない、普通の生活者としての声があるのがゴー宣道場で
すし、やっぱり憲法論議から撤退するわけにはいかないでしょう。

私は、自分が世間から何度も弾かれ、いびられた体験があり、
「世間」というものに対して
とにかく根深い反発心があるので、
つい早とちりして、誤解していたかと思い直しました。

ただ、それにしてはあまりにも言葉が足りなさすぎるんじゃないか、
それなら「法律家からの目線は」と表現して欲しいよな、それに、
狂信的熱狂的信者の秘密結社みたいなイメージ」があるようだと、
わざわざ重ね重ね道場に“悪”の印象を置いた言葉を作らんでええやん、
なんなんそれ、と、
私の国語力がじわじわ文句を言ったりもするのでした。
でも私のブログの書き方も問題があるということなので、見直そうと
思います。

ほかにもたくさん議論しました。
いろいろと考えた結果、
やはり「公」のためには立憲的改憲から撤退している場合ではないだろう
と思います。
みなさんその結論に至り、合意しました。

各先生からもブログがアップされるのでお読みください。
それから、高森先生はガラケーで書いたブログを、ご子息に転送して
翌朝に予約投稿されるという仕組みになっているので、
時間差があることをご考慮くださいとのことです。
泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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