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泉美木蘭
2018.1.13 09:00

安倍改憲は「尻だけ出して頭は見せる気なし」では?

自民党の船田元・憲法改正推進本部長代行は、

「まず9条に自衛隊を明記して、その次に、本丸の2項削除」

という二段階改憲論について言及している。


共産党の小池晃書記局長は、

「9条2項を残しても自衛隊の存在を書き込めば、2項は死文化し、

海外での無制限の武力行使に道を開く」

そして、船田議員の言及について、

「ねらいははっきりしている。頭隠して尻隠さずだ」

と批判している。


二段階改憲論には、またそれか…と思う。

「まずご退位いただいて、皇室の減少や女性宮家の問題については

またあとで…」

と同じだ。結局、政府はまじめに取り組むつもりがない。


「1項2項そのままで自衛隊明記」という憲法改正は、

《安倍晋三のレジェンド》のために行われる姑息な憲法破壊行為に

ほかならない。レジェンドが達成されれば、満足して、二段階目は

「発議するする詐欺」になる可能性のほうが高い。


高森明勅先生もブログで書かれているように、

自衛隊明記が済めば、憲法論議のモチベーションは失われてしまう
と思う。

そもそも、一段階目で「自衛隊明記」に賛成する国民の多くは、

そのバスが「侵略戦争行き」になっていることを知らされない、

気がつかないままになるだろうから、

「自衛隊明記ならいいけど、2項削除なんて反対だ!」

という感覚のほうが多いだろう。
結果、一段階目の自衛隊明記のまま固定化されてしまう。

共産党は、それを「頭隠して尻隠さずだ」と批判して、

だから最初から改憲なんて反対なんだと言うわけだけど、

安倍加憲は、尻だけ見せて、頭は最初から見せる気がない、
その頭でなにも考えていないからこそやれることでは、
とすら思える。


小池晃書記局長の言う、「自衛隊明記で2項が死文化し、海外での

無制限の武力行使に道を開く」は正しいけれど、9条という条文を

守りたいがあまり、「騙されないぞ!」と反対姿勢をとっていたら、

騙されて終わる。

だから条文だけに固執していては、いけない。
立憲主義から遠ざかる。


改憲派も護憲派も、ゴー宣道場で立憲的改憲の熟議をしよう!




「憲法9条の命運

平成30年2月4日(日)午後2時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

69回「ゴー宣道場」のテーマは『憲法9条の命運』
である。

特別ゲストは慶應義塾大学法学部教授・

駒村圭吾氏である。

いよいよ本格的な憲法学者の登場となる。

 

駒村教授は恐るべき学者で、安保法制についてこのように

述べている。

「安保法制とそれをめぐる議論を憲法学者が『違憲』と

見ているのは、九条に反する違憲行為であるという意味と、

憲法を尊重し擁護する姿勢に欠け、さらにそれを毀損する

言動を繰り返すという反立憲的な態度を政権与党が
取り続
けているという意味の二種がある。」

 

さらにこうも言う。

「未完である“九条の環を完結させるには、
憲法改正
あるいはそれに匹敵する熟議が不可欠であり、
それを
伴わない“戦後レジームからの脱却”は白昼夢に
終わる
だろう。」

ちょっと興奮する分析で、ここまで言ってくれる学者が

いたのなら、早く教えて欲しかったと思う。

 

もちろん山尾志桜里議員も登壇する。

 

参加申し込みの締め切りは124日(水曜)

あと2週間しかない。

「未完である九条の環を完結させる憲法改正に
向けた
熟議」を「ゴー宣道場」でやろうじゃないか!

戦後初の憲法に関する国民的熟議が始まるぞ!

改憲派も護憲派も応募せよ!

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

申し込みフォーム

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
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・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成30年1/24(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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