ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2016.11.2 14:59

アクティブな引きこもり

笹さんの見た化粧女、電車内でライターでビューラーを炙るって、
こ、怖すぎ。私はドライヤーであたためて使ってます
…。
門弟MLには、

こういう注意は本来身内や近しい人がやることで、
ポスターなどで注意することではないんじゃないかな?

という女性からの意見がありました。
まったくそのとーり!
なのに、いまや、その注意する側の年齢であるはずの女性が
電車内で化粧をしているのだから、困った世界になってしまったの
かもしれません。
30代、40代、時には50代ぐらいの化粧女にもたびたび出くわす
という状況。
わたしは、地下鉄副都心線で「着替える女」に出くわしました。
20代前半ぐらいだと思いますが、新しく購入したらしいTシャツを
膝の上に広げて、タグを噛みちぎっていたかと思うと(
野生か!
着ていたTシャツを脱いでタンクトップ一枚に。
ぎょっとして乗客全員が視線を送るなか、彼女は新しいTシャツに
着替えて、そして降りていったのでした。

スマホ歩きでぶつかる人もそうですが、とにかく自分の部屋で
ひとりだけで過ごしている時のモードのままで公道や公共の場に
出てきて、まるで自分以外の他人など存在しないかのように
振る舞っているんですよね…。
ある意味、アクティブな引きこもりなのかもしれません。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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