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泉美木蘭
2016.10.24 16:05

日本会議国会議員懇談会「皇室制度PT」参加者

ライジングのコメント欄に書いている人がいたので、思い出した。
調べてあるので投稿します。

2016年10月20日(木)に国会内で行われた「日本会議国会議員懇談会」
の皇室制度プロジェクトチーム会合。
過去には、百地章氏、櫻井よしこ氏などが講師として呼ばれていますが、
今回は《専門家》として竹田恒泰氏が招かれ、
「天皇陛下の譲位」をテーマに、勉強会を行ったとか。
竹田氏は「一代限りの特別立法制定が望ましい」などと、完全に陛下の
お言葉を蔑ろにする私案を述べています。

なぜ日本会議の議員たちは、《専門家》として、宮さま詐欺師の竹田恒泰氏
を呼ぶのでしょう?
日ごろのメディアでの竹田氏の言動や、つい最近起きたばかりの事件から、
皇室制度を語ってもらうには明らかに問題のある人選だと、なぜ感じないの
しょうか

事件について知らないごく普通の庶民でも、テレビでしゃべる竹田氏を見て、
あまりにも幼稚で、常軌を逸するような面さえ垣間見せてしまう“おかしな”人
だと感じているのに、
そのような常識的な判断のできる人間が、国会にはなぜいないのでしょう。

手元に2015年版の「日本会議国会議員懇談会 皇室制度プロジェクトチーム」
議員一覧表があります。与野党34名の議員名が並んでいます。
メンバーの入れ替わりは多少あると思いますが、今回の、竹田恒泰氏による
勉強会に
参加したのは20名ほどだと報じられていました。

私の調べで、出席の確認がとれたのは下記の11名です。
記録のために掲載しておきます。

衛藤晟一 (内閣総理大臣補佐官)

柴山昌彦 (内閣総理大臣補佐官)
鬼木誠 (自民党・環境大臣政務官)
礒崎陽輔 (自民党・農林水産副大臣、国家基本政策委員会委員)
平沢勝栄 (自民党・元警察官僚)
木原稔 (自民党・財務副大臣、創生『日本』事務局長)
中山恭子 (日本のこころを大切にする党代表)
山本順三 (自民党・参議院議院運営委員長)
田沼たかし (自民党)
関芳弘 (自民党・環境副大臣)
長尾敬 (自民党)

もう一つ書いておきますと、
そもそもこのチームは、役員に問題があります。



まず、座長の衛藤晟一議員は、内閣総理大臣補佐官です。
座長代行の柴山昌彦議員も、内閣総理大臣補佐官です。

トップ2がこの役職なのです。
一体なんのために会合を行っているのでしょうか?
「現内閣総理大臣の意向を汲んだ皇室制度」を目指すためのチーム
としか思えないのですが。
泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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