安倍首相は、訪問中のラオスでの記者会見で、女性天皇や女系天皇、
女性宮家の創設について否定的な見解を示したそうだ。
生前退位の問題については、
「
天皇陛下が国民に向けて発言されたことを重く受け止めている。国民からこの(生前退位の)問題に対応すべきだという意見が多数
ある中で、我々も検討しなければならない」
と積極的な意見を述べながら、
女性天皇や女系天皇、宮家の創設について聞かれると、
「今までも検討されてきた。今回は、天皇陛下のご発言があった
わけで、それに対する国民からの反応がある。まず、さまざまな
方から意見を広く頂く中で考えていきたい」
つまり安倍首相はこう言っているのだ。
『陛下が、もう疲れた、この年齢で続けるのは難しいと個人としての
心情をおっしゃるから、とりあえずとにかく辞めていただけるように
検討するつもりです。
でも、女系天皇・女性宮家に関しては、今までも検討はしてきたけど
実現していないでしょ?(ボクが潰したんだけどね?)
ってことはダメなものはダメということなんですよ。
今回は陛下のご発言があったから、一時的に国民が陛下の味方を
しているだけ。でも、国民世論と秋の空と言うじゃないですか。
男系派の意見を広く知らせてゆけば、結局、世論も変化して、
いまの異様な状態も落ち着きますよ』
竹田恒泰の踏襲である。
「二段構えで」などというごまかし言葉を広めているようだが、
今の段階から女性天皇・女性宮家の検討などするつもりはないのだ。 政府は、特措法での一代限りの譲位を認める理由について、
「天皇陛下のご年齢や負担を考慮すると、長々と幅広く議論するわけ
にはいかない。論点は極力絞る」
などと、いかにも陛下のお身体を案じているような見解を示していたが、
「長々と幅広く議論」?
だらだらと皇室典範改正の議論を引き延ばする一方で、陛下の崩御を
お待ちするというような、史上最低の結末を引き寄せるつもりではない
だろうな!!??