ニュース番組見てたら、「スメル・ハラスメント」なるものが特集されて
いて、びっくりしてしまった。
ある企業は、社員の加齢臭や汗臭などが職場環境を悪くしているとして、
男性社員を集めて、体臭の成分を凝縮した液体のにおいを嗅がせたり
あなたたちのココが臭いんですよ、と自覚させる講習を行っていた。
講習を受けた若手の男性社員は、
「抗菌効果や香り成分のあるシャンプーを選ぶようにする」
と言っていて、なんだか気の毒な気分になっちゃったよ。
タクシー会社は、乗車前に、男のドライバーどうしで、体のにおいを
嗅ぎあって「はい、臭くないです」と言いあっていた。
「最初は恥ずかしかったけど顧客サービスだと思えば慣れた」そうだ。
そりゃ、臭い人はいて、それで心理的にダメージを食らってしまうことは
私もあるし、自分も清潔にしなきゃいけないわとは常に思っているけど、
ちょっと潔癖がすぎるような・・・。
湿気のなかで揉まれて通勤したり、外回りの営業をしたりして、
汗だくになってしまう人たくさんいるやん?
それを「ハラスメント(嫌がらせ)」呼ばわりする風潮を企業が率先して
作るのって、いいのかなあ・・・って気がするんだけど・・・。
しかも、男の臭さばかり言ってるけど、女も臭いしよ。
わたし、遭遇して、自分も気をつけなきゃと思うことあるもん。
でもそれ言うと、今度は「セクシャル・ハラスメント」だもんなあ。
しかし、いろんなハラスメントが人を追い詰めるなあ。
このスメルハラスメントで、自分が臭いんじゃないかと気にしすぎる
強迫神経症患者も出てくるぞ?
「ハラスメント・ハラスメント」だよ、まったく。