ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2016.6.17 01:59

読書のすすめと、観察のすすめ

晴れた! 洗濯機2回まわして、狭いベランダにやっとこさ干し終わる。

笹さんがブログに書いてくれているけれど、昨日の「読書のすすめ」
取材は楽しかったなあ。
店主の清水克衛さんの、本への愛が凄くて、買わずにいられなくなる。
清水さんは、生放送も見てくれているそうだ。ブログでも昨日の訪問に
絡めて、さっそくゴー宣道場の宣伝をして下さっており、感謝しております。
取材の模様は、次回配信の『淑女我報』をお楽しみに!

取材終わって、新宿二丁目にもどり、一週間ぶりに店に出る。
会う人みなさん「舛添辞めさせることなんかなかったのに」「異常だよね」
と言っていた。ベッキーの時も同様で、辛口ではあるけど、流された意見の
人はあまりいなかった。
よく考えたら、新宿二丁目でラテン音楽を聞いている人達って、それだけで
こだわりがあるのだから、大衆の異常にもブレーキがかかるのかもしれない。
常連さんは、みなさんファッションにも気を使っているんだよね。
社用スーツでも、眼鏡のフレームが
ちょこっと特徴的だったり

ただ、よしりん先生もブログに書かれていたけど、銀座を歩く大人でも、
外国人観光客にまじって、ユニクロやFOREVER21なんかの、大衆向け
低価格店や、激安ファストファッション店で買い物していたりするもんね。
以前、ライジングの連載で新宿三丁目交差点に見る、格差社会の構図
として、バーバリー、伊勢丹、ユニクロ、GU、H&Mなど、ひとつの街のなかで
起きている、ファッションの格差について書いた。
もちろん、ファッションにどれだけ気持ちをかけているかは、人それぞれの
趣向でしかないし、仕事柄そんなことにかまってらんない、もっと他のことに
興味が強い、という人も大勢いるのだけど、それでも、全体の傾向として、
『着るものにこだわってみたい』
『ちくしょう、こんなの着てみたいなあ』
という意識すら、最初から奪われている人も多いのでは? と感じてしまう。

だから服を買えとか、そういうことではなく、
こういった、じわじわと全体に浸透しながら、なんとなく起きている現象は、
日常のいろんな場面にひっそりと見え隠れしている。
一見、自分とは無関係と思える話題でも、実は大きな警告を発していたり、
社会全体の問題と重要な関連があったりもする。
注意を払って観察する目を持っておいたほうがいいと思う。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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