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泉美木蘭
2016.6.11 06:12

こんなYoutuberがいたらいいのに

カメラ機材も小さく、性能が良くなって、PCで映像編集もできる時代。

誰でも、暇と、工夫する力があれば、「見れる」映像が作れてしまう。

ろくでもないのがほとんどだけど、面白いパワーやセンスがあると、

とてつもない人気番組になる奇跡的なケースもある。

 

動画サイト Youtube には、芸能人顔負けの人気動画番組を持つ

Youtuber”と呼ばれる一般人がたくさんいる。

自分で撮影して、自分で編集して、自分でアップロードする、

すべて自宅で一人作業という人もいれば、

学生の仲良しグループが、自分たちの感性で、くだらないけど笑える

動画を大量に作って、人気を博しているケースもある。

再生回数も余裕で50万回、100万回以上、なかには、1千万、2千万

という驚異的な動画を多数抱えている Youtuber もいたりする。

広告収入でかなり稼いでいるのだろうと思う。

 

私も、実はファンの学生動画チームがある。

そうそう見るわけじゃないけど、たまーに身体がだるくて早めに

横になった時なんかに、暇つぶし気分でスマホで見て、必ず笑う。

アメリカのイタズラ集団「ジャッカス」の、害のないカワイイ版って

感じで、仲の良い困ったいたずらっ子たち。

映像系の学生がいるようで、絵作りも編集もやけにうまい。

やたらトークの長けた子が一人いて、引っ張っている。

ヤンチャな学生たちの素の日常会話に愛着が湧くのも、

人気の秘密だろうなと思う。

どれも、1動画が2分から5分以内のコンパクトなネタにまとめる
工夫がなされていて、見やすい。

 

編集手法は、年代的に、大泉洋の『水曜どうでしょう』に影響を受け

ているのかなあ?

ハンディカムの映像を細かく刻んで、テンポよくつなぎなおして、

タイミングに合わせて画面にツッコミの文字を出す。

これが、私の見た多くの人気動画番組の主流だ。

 

 

今のところ、人気番組はたいてい「プチ・ジャッカス」を目指してる

パターンがほとんどだけど、これだけ動画作れて、しゃべれる人
一般にいるんだから、
オモシロ議論番組をやる人達が出てきても
いいのになあと思う。

34人のちょっと怒れる男たち、みたいなさ。

円楽の不倫会見、笑ったよね? とか、そういうところから始まって、

素朴な本音や疑問を話し合ったり、ツッコミあったり、ゲラ笑いしたり、

そういう庶民的な議論モノを面白くやれる人達もいそう。いないか。

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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