証券会社が春の勧誘キャンペーンでも展開しているのでしょうか?
最近、身の回りで「投資」に関心を持ちはじめたという人が妙に多くて、
はあ、みんなお金持ってたんだなあ・・・とびっくりしている春です。
「銀行に預けても利子がつかないし、投資口座で少しでも増やせたら」
というのが、ほぼみなさん同じ見解。
世界中のFX口座のうち、50%以上が日本人の個人トレーダーで
占められており、主婦層もかなりはまっているとも聞きましたが、
そんなに良いものなんだろか・・・。
最近、たまたま、ウォール街のドキュメンタリー本を手にして、
ヘッジファンドと呼ばれる軍団が、いかにえげつない方法で大儲けをして、
そして、とてつもない大迷惑をかけながら崩壊していったかという過程を読み、
こんな金の亡者が牛耳ってる世界に、大事な貯金、1円たりともぶっこみたく
ないよお! とつくづく思ったのですが、
実際に投資している人に、「怖い世界ではないですか?」と聞くと、
なぜだか、だいたい、ものすごい上から目線で、
「そりゃ損は食うけど、うまく運用すればギャンブルにはならないんだよ」
と言われてしまうのです。
う、うーん。不思議なご意見・・・。
それで、個人投資家って一体どういう心理なんだと、このところ株やFXの
経験者を見つけるたび、あれこれ話を聞いてみるようになったのですが、
ついに、「実は株で10億円失ったことが・・・」という人が。
えええ、ど、どういう顛末?
なんだか人間の心理や、これからの日本の社会を映し出すような話が多く、
投資の知識のある方にとれば、当たり前の話かもしれませんが、
私なりの目線で面白く表現もできそうだったので、今週のライジングに
書いてみたいと思います。