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泉美木蘭
2015.10.19 03:35

ライジングの締め切り。

今日はライジングの締め切り。
ヤマトタケルは、何年か前に朗読作品として書いたことがあるけど、
改めて『ザ・神様!』に仕上げていくと、新しい発見があったり、
自分の解釈が幼かったことに気づいたりして楽しい。
牛歩連載なので、各地の風土記をひらいて補足することもできて、
それがまた神様像に肉づけ、色づけしていくことにつながって面白い。
そして、そんな面白い神様より、あたしのがよっぽどおもろいやろ、
と思える瞬間と出会うと、たまらなく気持ちよくなる・・・ふふ、ふふふふ。

そういえば、このごろ宗教勧誘が訪ねてこなくなって、つまらない。
来る勧誘、来る勧誘、創意工夫の問答で百人斬りしてきたのに。
「生活や人生にお悩みはありませんか?」と聞かれて、
ためしに「金!」と強く言い張り続けてみたのが効いたのかもしれない。
ある新興宗教は、「お金の悩みも、うちの神様の愛の力でなんとかなる」
というようなことを言っていた。
ぶははは、どこの馬の骨の神様じゃい! インチキすぎる。
ひょっとしてお宅の神様、カオナシ?
「千、ホシイ」とか言いながら、金メッキの泥粒でも降らせる気?
現実から目をそむけて生きましょうと言ってるようにしか聞こえない。
さらに、「そもそも悩むという行為がさまざまな間違いの原因です」とも。
やかましわ。
間違ってなにが悪いんじゃい!
だまって煩悶させといてえな!
そして「ザ・神様!」読んでみい。

原稿やろっと。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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