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泉美木蘭
2015.6.11 23:18

男は男をやってくれ


「若い女が老人とつきあうのは、カネ目当て」と断言されると、
なんだかむかむかくるという女は、私だけなのかなあ・・・
たしかに「カネ」が重要なポイントになっているだろうし、
実際、私だって芸能人のすごい年の差婚の話を聞くと、
「芸能人」=「カネある」=『さては貴様、カネ目当てかー!』
と真っ先に思うんだけど、
それでも、女としていっしょくたに断言されると胸に残ってしまう、
このむかむか。みたいな、私ですみません。絵文字:怒る


しかし、カネ以外の面でも、いまどきの中性的な若い男の子より、
年の差はあっても年配の男性のほうが男らしく魅力的に映るという
女性は結構いるのではないかと思う。

このごろ「女子力の高い男子」というのが流行っているそうで、
レディースの洋服を着て、化粧や、マニキュアや、まつ毛パーマをして、
化粧ポーチにファンデーション、日焼け止め、リップクリームなどを
入れて持ち歩いているという男子が街をうろうろ歩いている。

ムダ毛はすね毛一本までつるつるに処理をして、
風呂ではアロマオイルを焚き、キャンドルの炎にうっとりしながら
半身浴でじっとり汗をかき、風呂上りには化粧水とパック。
ゲイというわけでもなく、単に
「好きなファッション、好きなライフスタイルを自由に楽しんでいる」
のだそうだ。

老人が、幼稚化してアンチエイジングに勤しんでいるならば、
青年は、女性化してメイクに勤しんでいるというわけですから・・・

どっちも気色悪いわいっ!

男は男をやってくれーーーっ!


泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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