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小林よしのり
2018.5.2 02:45日々の出来事

セクハラ糾弾イデオロギーの次の標的


東京新聞はセクハラ糾弾をイデオロギーとして推進する

ので、今朝の記事ではついにキャバクラでもセクハラは

ダメだと言い始めた。

 

痴漢的行為を否定するのはまだ分かるが、キャバクラで

セクハラ発言をNGにしたら、客足は圧倒的に遠のく

だろう。

 

そもそも品行方正な男はキャバクラには行かない。

キャバクラに行く男は、女の色気を期待して行くんだろう

から、キャバクラ嬢はプロとして男のセクハラをいかに

さりげなくかわして、それでも色気で惑わせるテクニック

を駆使するかで、生計を成り立たせているはずである。

 

セクハラ糾弾はイデオロギーだから、キャバクラなら

セクハラ発言は許されるとは言うまい。

東京新聞も「男性癒しシステム再考を」と書いている。

癒されないキャバクラに誰が行くか!

 

セクハラ糾弾イデオロギーの革命運動を放っておけば、

将来、120万人のキャバクラ嬢が失業することになる。

中には学費を払うためにバイトでやってる娘もいようが、

学校に行くことも断念せざるを得まい。

 

女が女の首を絞めてでも爆走する、それがセクハラ糾弾

イデオロギーである。

セクハラをなくすには、イデオロギーで急進的に暴走

してはならない。

誰かを断頭台に上げるような革命運動はダメだ。

イデオロギーではなく、社会常識の浸透として、漸進的

に啓蒙していくしかないのである。

 

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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