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小林よしのり
2018.3.30 00:33日々の出来事

コンテは『おぼっちゃまくん』、ペン入れは『大東亜論』


スタッフに聞くと49日締め切りの2本と、10

締め切りの『おぼっちゃまくん』まではなんとか突破

できるのではと言っている。

 

とは言っても、『おぼっちゃまくん』のコンテはまだ

できていないし、わしにとっては、『おぼっちゃまくん』

のコンテが一番難しい。

ギャグは計算では出ないし、出ないときは全く出ない。

客観的に面白いか?笑えるか?それは人に見せてみる

まで分からない。

身内の者に見せてみて、忖度ぬきで笑えるかを確認して、

ようやくコンテが完成だ。

あとはペン入れでさらに可笑しさを補強していく。

『おぼっちゃまくん』のコンテは今やっている最中だ。

 

スタッフにとっては、問題なのはむしろ19日の「SPA!

『ゴーマニズム宣言』と、「SAPIO」『大東亜論』の締め

切りが重なっていることらしい。

『大東亜論』のペン入れが、一番時間がかかる。

コンテはできているが、作画が最も大変な漫画で、

まだ全然進んでいない。

『大東亜論』が間に合うかどうかが問題である。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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