第69回「ゴー宣道場」のアンケートから意見を紹介し、
ひとこと回答する。
◆私は法学部に所属しているので、「砂川判決」の概要は
存じあげていたのですが、駒村教授がおっしゃっていた、
判旨では駐留米軍の集団的自衛権は認めているが自衛隊
の集団的自衛権を認めていない事、また高度の政治性を
持つものへの法的判断を最高裁が手放しで放棄している
訳ではない事など初耳の事が多くとても勉強になりました。
(東京都・22歳男性・大学生)
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わしも勉強になった。こういう大学生を見たら安心するん
だがなあ。
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◆自民党が改憲を目指している中、“心情的護憲”の立ち
位置で良いか、もう少し考えなければと思って参加しました。
“山尾さんへ” 国会で改憲に関して質問少なすぎでは
ないでしょうか。原口さんの質問はテレビで見ました。
立憲民主からのつっこんだ議論ありましたっけ?
なんで“立憲民主”という党名なんでしょう?
自民党の戦略を上回る戦略を期待します。
“山尾さんの改憲案、期待しています”
(東京都・63歳女性・主婦)
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成長する気がある人なら、何歳になってもこうして正しい
理論に就こうとしてくれるんだが、右派も左派も
ポジションに埋没した人は、ダメなんだよね。
立憲民主党が山尾氏に憲法について質問させないんだと
思うよ。
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◆日本は主権を持ってない、自衛隊は軍隊未満であるため、
安倍加憲で日本は護れないと思いました。
護憲派の人たちは立憲的改憲を理解してほしいし、
メディアももっと国民に伝えるべきです。
本当に日本と日本の平和を守りたいなら。
安倍総理が芸能人と会食したりTVでトークやったりして、
その芸能人達が安倍加憲のプロパガンダに利用されて
いるのは怖いです。
(大阪府・49歳女性・主婦)
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マスコミが国民の改憲案の一つとして、山尾氏の
「立憲的改憲」を紹介してくれなければならない。
隠蔽するのは国民のためにならない。
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◆難しい回でしたけど、山尾さんの対案を期待し、
展開を見守り、自分は参加できるものには参加していく
しかないのかなと思いました。
とにかく加憲案を通す事は、本当に危険な事だと改めて
認識しました。
プロパガンダ的とおっしゃっていましたが、小林先生の
言葉は突き刺さりました。
我々の世代で本当にこの国を何とかしなければと思った
のと、西部さんの冥福をお祈りしたいです。
(神奈川県・48歳男性・ケアマネージャー)
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中国と台湾を巡る状況は、リアルだと思う。
日本が集団的自衛権を行使するかどうか、
選択を迫られる状況になるだろう。
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◆アカデミズムに対する信任は理系分野にはまだ有るが、
文系分野、特に「憲法学」辺りは十年一日、ルーティンの
中で自己満足な生活をしてきていると見なされては
いないか。
他ならぬ法学部出身の私がそう思うのだから、他の人々
はもっとそう思うでしょう。
権威の主体が大きく変わる中、秩序やレジュームが変わり、
自分達が生まれ、育ち、生きる祖国がより一歩変わる
きっかけの最先端に居る、という事を改めて実感しました。
(東京都・43歳男性・会社員)
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頭いいな、この人。
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◆毎回、知的好奇心をくすぐられる内容で脳をフル回転
させながら議論を楽しんでいます。
前回初めて参加させていただいた時にお話しさせて頂いた
参加者の方ともお会いし、お話しすることができ、
同じ意志を持って参集している事を感じ嬉しく思いました。
配偶者にも道場の話をし、以前は政治について興味が
無かったのですが、小林先生の著書や、私の話を聞いて
関心を持ってくれました。
先行きは全く予想がつきませんが、「自分達の将来に関わる
こと」なんだという意識を持って、しっかり考えて
いきたいと思います。
(群馬県・30歳男性・販売業)
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参加者どうしで話をするのも、いいことだな。
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◆憲法の話というのは基本的に難しく、あまりテクニカル
な話にすると国民的議論にはならないと思います。
その意味では安倍改憲案は「自衛隊が合憲or違憲」という
シンプルなものになっており、国民(大衆)をだましやすい
ものとなっています。
これから「立憲的改憲」を選択肢にするためには、
わかりやすく安倍案を潰し、護憲案を潰さないといけない
と思います。
ただそれには国民の側から声が上がり、マスコミも
動かなければならないと思いました。
でもそれには希望を持つことができます。
(神奈川県・43歳男性・エンジニア)
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分かりやすくというのは確かに重要だな。
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◆山尾さんの状況が聞けて良かったです。
「新・堕落論」を読んだためか、「高貴な人間」のことを
思い浮かべました。
何か大きく、熱いムーブメントを起こせる人とは、
彼女のような人々なのかと。
現状の冷たき畜群に呼びかけることの大変さを…と思い
ますが、山尾さんはず――――っとそれをやってきた、
闘う人なのですよね。
山尾さんに影響を受けて、私も己の中に「火」をともしたい。
今日はその思いをあらたにしました。
(東京都・41歳男性・総務)
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いい感想やね。
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◆駒村先生の「2/3は負けているという自覚がある」という
発言はショックでした。
放送法や私学助成の件がメディアと大学の弱体化につながる
と教えて頂き納得。
同時に1つ1つの施策がその先でどういう形でつながる
のかアンテナを張っておくことの大切さを感じました。
首相が誰と食事してるのか知っておくことについても。
「具体策はない」と仰っていましたが、それが今日から
出来ることの1つになるのではと思います。
(神奈川県・50歳女性・パート職員)
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メディアと大学の弱体化か。
全部、権力に取り込まれ、全部、権力を忖度する、
ダメな国になっていくから、『新・堕落論』を描いたの
だけどね。
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◆圧倒的不利な状況で負け戦になるかもしれなくても
自分が「絶対に勝とう」とか「目的を達成してやる」と
いう強い思いを持って挑まないと変わらないし、
「あと一押しすれば勝てたかもしれない」という所までも
行かなくて人に影響を与えることができないと思った。
小林よしのり先生が今まで圧倒的な不利な状況でも
勝てたのは、絶対に勝ちを手に入れるという思いがあって、
それは自分に対して使命感を持っているからだと感じた。
(東京都・38歳男性・俳優)
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わし、春からもっとパワーアップするから。
「ゴー宣道場」の憲法シリーズを単行本化するプランも
動き出したから。
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◆私はあまり、負けるとは思っていません。
立憲的改憲が100%とは行かなくとも、安倍案が100%
通るとは思いません。
なので、どうやって勝つかという戦術論、あるいは護憲より
勝算があるという戦略的な正当化には正直興味がありません。
(戦略的正当化それ自体は正しいと思いますが)
それより理論的に安倍改憲案がいかに危険か、立憲的改憲が
(9条に限らず)いかに将来的に日本の安全に寄与するか
ということを、難しいですが広めていきたいと思います。
そのための具体的かつテクニカルなお話をもう少しお聞き
したかったです。
(東京都・21歳男性・学生)
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わしは若者に媚びを売る大人は民主主義の堕落だと言って
いるが、この理知的な若者には感心する。
いることはいるようだ。
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◆山尾志桜里議員が現在進めている立憲的改憲について、
立憲民主党の代表である枝野幸男議員は、今後どう考えて
行かれるつもりなのか、小林よしのり先生の話でも出てき
ましたが、このまま支持者である護憲派に阿ってしまう
のか、或いは自らが立憲民主党を立ち上げるにあたって、
自らの軸とされた理念・思想にもう一度立ち返るのか、
それに注目する上で、5月がどうなるのか今から楽しみです。
(長崎県・48歳男性)
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5月3日、今の倍入る会場で開催する。