「読書メーター」から、
『新・堕落論』の
感想をご紹介します!
学生の頃に坂口安吾「堕落論」を
読んだがあまり印象に残らなかった。
それは坂口の「堕落せよ」の
意味がわからなかったからだ。
読んだがあまり印象に残らなかった。
それは坂口の「堕落せよ」の
意味がわからなかったからだ。
しかし30歳になり坂口の言っていた事が、
本書を通じてようやく腑に落ちた。
人間は必ず堕落するが、
それに気付ける人間も少ない
という事なのだ。
ぼくは学生時代と今との違いは、
堕落している自覚があるかないかである。
ぼくは堕落を自覚した事で初めて
坂口の言葉が胸に刺さった。
本書は、現代の堕落した事すら
自覚できていない日本人に、
坂口安吾「堕落論」を蘇らせる事で
覚醒を促した書である。
堕ちぬく事で浮上できる。
(みのくまさん)
読んではいたけど
わかっていなかった名著の価値が、
これを読むことで鮮明に蘇る!
それは必ず、堕落の時代を
どう生きるかを考える
きっかけになるでしょう!