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切通理作
2017.12.6 05:32

消防法を憎みます

        昨晩は、私の監督作品『青春夜話 Amazing Place』上映の4日めだったのですが、劇場である新宿ケイズシネマに、道場で顔見知りの門弟の方が来て下さいました。

  そこで、初日にも門弟の方がおいでくださったのに、その日は満員で、入れなかったことを聞きました。
  大変、申しわけありません!

  消防法の関係で立ち見すら出来なかったのは、いかがなものかとは思いました。
  実は僕や舞台挨拶に立った出演者一同も、見ることは出来ませんでした。

  そりゃそうですよね。お客さんに帰ってもらって、自分たちはしゃあしゃあと見るわけにはいきません。

  たとえお客さんが1人か2人だったとしても、その人たちと一緒に初日の上映を見ることを、夢見ていた僕は、とても悔しい思いになりました。

  満員だったのは嬉しいですが、夢がかなわなかったのは残念です。

  他の映画館ではいまでも立ち見や通路座りが許されてるのを見るので「いいじゃん、こっちでもそうすれば」と思いましたが、立地が新宿だといろいろ締め付けが厳しいのかなと思います。オリンピックを前にして、消防法をタテに閉館に追い込まれた映画館もあると聞きますから。

  僕の夢を奪った消防法を憎みます。

  2日め以降は、中くらいの入りになっていますので、安心してお越しくださいませ。

  また、関西と名古屋での興行、決まりましたので、そのあたりが近い方は無理して東京まで来られなくても大丈夫です!1月6日から十三の第七藝術劇場さんで公開になります。京都、神戸はたぶん2月です。新宿は15日までです。

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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