不思議な報道が続いている。
今上陛下が3月末日又は4月末日に譲位され、
5月1日のご即位が大嘗祭との関連で
相応しくない事は既に指摘し
だが、それ以前に、ご譲位とご即位が
「別の日」
これは当然、
と言う事は、
気付いていない可能性がある。
政府は、
「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」
その第2条には、こうあるではないか。
「
皇嗣が、
皇位の継承には“空白”
天皇が「不在」の時間を設けてはならない。
だから「直ちに」。
これまでの典範の規定でも
「
当然「直ちに」だ。
この「直ちに」の意味は、法制局「
(昭和21年)
「間髪を入れずの意である」と。
園部逸夫氏の『皇室法概論』にも次の通り。
「
即座にということを意味する」。
里見岸雄氏『天皇法の研究』の指摘は以下のようだ。
「(
それより前でもなければ後でもない。
…
(故に)
これは、
「間髪を入れず」
そうでなければ、
そうした事態が万が一にも生じないように、
特例法にはきちんと「
政府はそれをもう忘れたのか。
それとも、意味も分からずに条文を作ったのか。
たとえ深夜の午後12時にご譲位して戴くような
非礼、
「一時たりとも空位にしない」
こんな当たり前の事すら、政府は弁えていないのか。