ご譲位の日取りを巡る皇室会議が12月1日に開催されるという。
政府・与党は、ご譲位の恒久ルール化に抵抗し、
“特に”
懐かしい話だ。
彼らがいかに非常識な事を平気で言っていたか。
今となっては明らかだ。
首相官邸が最初、
その年の1月7日が昭和天皇の30年目のご命日に当たり、
その1週間前に今上陛下にご譲位を願うのは余りにも非常識。
私はあり得ないと言って来た。
いつの間にか、
と思っていたら、今度、
5月1日ご即位を有力案として押し出して来
これも非常識。
皇位継承儀礼として重大な大嘗祭(
を何と心得ているのか(大嘗祭の詳細は拙著『
展転社を参照)。
大嘗祭では、
特殊な占い(亀卜、きぼく)
を選び(
だった)、
それを天皇が皇祖をはじめ神々に供え、ご自身も召し上がる。
それがこの祭祀の核心だ。
国内各地の田んぼの田植えは、
5月1日ご即位なら、
それ以前に田植えを済ませた地域は、どうなるのか。
予め亀卜の対象から除外されるのか。
それとも、
どちらも、
新しい時代の幕開けを飾る祭儀に、
3月には国会で予算審議があるとか、
しかし、そもそも次元が違う話だ。
大嘗祭の“重み”
しかも、予算審議は3月上旬に終わるし、
どちらも時期的にも重ならないはずだ。
政府は底抜けに無知でなければ、
皇室を敢えて軽んじているのか。
11月22日に、急に毎日放送の「ちちんぷいぷい」
皇居の脇にあるパレスホテルにて財界関係の集まりで
午後2時まで講演した後、
さすがにタイトだった。
他にも新聞や通信社からの取材や原稿執筆の依頼、
様々な制約の中、