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小林よしのり
2017.11.1 03:37日々の出来事

週刊文春の記事について


週刊文春の山尾志桜里バッシング記事を読んだ。

確かに「じゃ」なんてわしは言わないし、「一線交える」

という言葉は意味が分からん。

 

だが全体としてこの記事には「良心」を感じた。

山尾氏に「立憲民主党に入れ」と言ってきたのはわしと

いうことを書いているし、わしの「能力を取るか、姦通罪

を取るのか」という言葉を載せているし、わしが山尾氏に

「私のことは語るな。公のことだけを考えろ」と指示した

ことも書いている。

 

憲法論議のために、わしが「再び二人を引き合わせるつもり」

だと言ったことも、書いている。

 

皮肉交じりの箇所はあるが、全体としては、わしが世間に

伝えたいことを端的に書いてくれているのだ。

わしが一時間も記者に説教したことは無駄ではなかった。

この記者、仕事上、スキャンダルを収穫せねばならないし、

バッシングもせねばならないが、一片の「良心」はある

ようだ。

 

週刊文春は、今は立憲民主党を狙ってスキャンダル発掘に

余念がないが、わしもセクハラとか、女性蔑視のわいせつ

とか、大嫌いなので、大火にならぬうちに、火消しして

おいてくれるのは良いことだ。

 

ただし、自民党にはもっといっぱいそういう不埒な議員は

いるだろう。

なにごとも公平にやらなきゃ、権力寄りの雑誌だと判定

せざるを得ない。

そこんとこ、アドバイスしておくよ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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