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高森明勅
2017.10.23 09:00

分断ではなく

選挙後、当選した自民党の有力政治家の口から、
次のような台詞が相次いで出た。

加計疑惑は責任を持って明らかにしなければならない」

分断ではなく融和を目指すべきだ」

「異論を排すのではなく、謙虚に丁寧に国会の議論を進めるべきだ」

これらは明らかに、安倍首相のこれまでのやり方に対する批判。

今回の選挙を戦って、安倍首相への
国民の違和感、拒絶感を改めて肌で感じたのだろう。

自民党を支持したいけど、安倍首相の姿勢には首を傾げる、
という人々は多いからだ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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