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小林よしのり
2017.10.17 03:03政治

この状況では、正義感を貫け!


希望の党は壊滅する。

壊滅することがますます明らかになってきた。

もう希望の党への投票は完全な死に票である。仕方がない。

 

小池百合子は「排除」を唯一の政策にして、自分は衆院選

から遁走という、卑怯の極みの行動を取った。

それはいくらなんでも日本人の正義感をなめている。

天罰を受けるしかない。

 

もちろん前原誠司も同様だ。

偽メール事件の軽薄さが全然治っていなかった。

政界ホステスの手のひらで転がされた最弱の男は腹を斬る

べきだろう。

 

希望の党に投票しようと思っていた者は、全員、

立憲民主党に入れるしかない。

立憲民主党を圧倒的な票で野党第一党にしておく。

まずはそれが将来の大きな布石になる。

 

希望の党は必ず分裂して、一部は維新の党の亜流として、

2、第3の自民党になり、維新の党とともに結局は

消滅する。

小池百合子が敗戦濃厚になると、街頭演説で森友・加計
問題を追及
する手法に変わってきた。
その様子を見ると、やっぱり理念も
理想もない「無」の
政治家だったかと失望が深まる。

 

投票コードは一に立憲民主党、二に共産党、これでいい。

これほど呆れた選挙戦においては、真っ当に正義を貫く

政党を支持しておくべきである。

もはや賢しらな知恵が通用しない状況だ。

正義観念の強い立憲民主党と共産党に票を入れて、大きな

布石を打っておく。

 

安倍独裁を挫く者は、正義を貫く信念を持つ政治家だけだ。

立憲民主党も共産党も、正義心と常識があれば、そこから

両党に残る矛盾をアウフヘーベンする手はある。

 

辻元清美には申し訳ないが、護憲と言ってたって、もう

通用しない。

安倍政権は秋にも改正案を出すつもりだ。

悪党どもは熟議を無視して、犯行を急ぐ。

反対、反対とだけ言って、建設的な代案を出せなければ、

全面的に安倍政権の言うなりの改憲が進んでいく。

 

そのときに役立つのが山尾志桜里だ。

彼女なら立憲主義で暴走を防ぐリベラルな改憲案を出す

ことができる。

なぜなら、「ゴー宣道場」の同志だからだ。
我々が山尾志桜里を支える。

「ゴー宣道場」も憲法論を急がねばならない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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