昨日、野党4党欠席の中で行われた
衆議院解散の場面を生放送で見ていて、
「???」と思いました。
先ほどの高森師範のブログにもあるとおり、
解散の詔書の文言は
「日本国憲法第7条により、
衆議院を解散する」
衆議院を解散する」
に続いて、
「御名御璽」
「日付」
「内閣総理大臣名」
「日付」
「内閣総理大臣名」
で全文です。
しかし前回・平成26年(2014)の
解散の際は伊吹文明衆院議長が
「御名…」と言いかけたところで
フライング万歳が起こり、
解散の際は伊吹文明衆院議長が
「御名…」と言いかけたところで
フライング万歳が起こり、
伊吹議長は苦々しい表情で議場が
収まるのを待ち、全文を朗読してから
収まるのを待ち、全文を朗読してから
「万歳はここでやってください」と促し、
二度目の万歳が行われる
という珍事がありました。
という珍事がありました。
そんな記憶があって
今回はどうなるかと思って見ていたので、
大島議長、全文読まなかったよ!
よりによって、ルール違反の議員の方に
合わせちゃったのかよ!
と思ったのです。
ところが調べてみると、
YouTubeに上がっていた
2005年、2009年、2012年の解散でも、
議長は「衆議院を解散する」までしか読まず、
すぐさま万歳三唱になっていました。
議事録を遡ると、
「御名御璽」以下が読まれたのは
「御名御璽」以下が読まれたのは
1953年の「バカヤロー解散」と
1955年の「天の声解散」時だけだそうで、
YouTubeに映像があった「天の声解散」でも
日付を読んでいる間に
もう万歳が始まっていました。
もう万歳が始まっていました。
どうやら伊吹氏は
ずっと無礼に扱われてきた詔書を
正常に扱おうとしたようです。
それは立派なことだったと思いますが、
それなら、次の議長も
引き継いでほしかったものです。
それにしても、内閣改造をして
「仕事人内閣」とか言いながら、
何の仕事もしないまま
解散とは、ふざけきっています。
『天皇論平成29年』P220に、
天皇陛下の国事行為について
こんな説明があります。
新内閣発足となると、首相から人事についての
説明を受けた上で、首相、大臣、副大臣ら
40枚以上にもなる官記一枚一枚に署名捺印
するので、それだけでも大仕事である。
当然、内閣改造でも新閣僚らについては
同様のお仕事を
天皇陛下はなさっているはずなのに、
それが何の働きもせずに解散!
これは天皇陛下に対して
無礼極まりない解散だった
としか言いようがありません。
ここまで天皇陛下を蔑ろにし、
馬鹿にしきった首相が
かつていたでしょうか!?
天皇陛下に全くのムダ働きを
させておきながら、
それを何とも思っていないであろう
安倍首相に心底怒りを感じるし、
こんな首相を辞めさせるためなら
何やったっていいとさえ思います。