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高森明勅
2017.9.25 11:57

いつの間にか国難だって

安倍首相の記者会見。

今回の解散は「国難突破解散」だと。

あらら。

いつの間にか日本は国難に陥っていたようだ。

何とも唐突。

もしそれが事実なら、
わが国を国難に陥らせたのは誰か。

当然、その責めは政治の最高権力者が負うべきだ。

つまり安倍氏本人の責任ということになろう。

でも、同氏は国難の最中(のはず)なのに
自堕落な私邸暮らしを続けている。

彼の言葉の並外れた“軽さ”は以前から。

しかし、「国難」という最大級の危機を表す言葉さえ、
自己都合の解散を言い繕う為に、こんな場面で消費するとは。

呆れた。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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