ゴー宣DOJO

BLOGブログ
笹幸恵
2017.9.22 16:07

あれで終わりじゃないよね

倉持師範へ

 

そろそろ10月のゴー宣道場の締切も近くなってきました。

あえてブログで書かせていただきますが、

倉持師範、例の97日に投稿した業務用みたいな

ブログだけで当日に臨むつもりではないですよね?

 

道場当日、やる気を見せてくれていることは知っています。

そのことに師範を含め参加希望者みんなが期待しています。

応援もしています。

しかしそれをもって、あなたがダンマリを決め込んでいい

ことにはなりません。

 

今、何かを発言したら、必ず注目されるし、

バッシングを受ける可能性もある。

だから慎重になる。

その気持ちはわからないでもありません。

しかしそれは、厳しい言い方をすれば自己保身に過ぎません。

あなたはもう10月の道場で基調講演をすることが

決まっているのです。

早々に表舞台に立つのです。

そろそろ覚悟を決めたら?

 

それともPRだけは他の師範にやらせて、

自分は本番にだけ登壇するつもりですか?

そのことを、師範や門弟や参加者はどう感じるか、

考えてみたことがありますか。

そんなつもりはないと言うかもしれませんが、

現実はそうなっていますよ。

 

先日はもくれんさんがブログで倉持師範の言葉を

紹介してくれていました。

「全人格をかけてやる」

ならば、それをまずあなたが自分の言葉で語りなさい。

あなたも師範の一人であり、自分でブログを書ける立場にあるのですから。

誰かに代弁させてどうするんですか。

これが許されると思っているのだとしたら、

それはあなたの「甘え」に過ぎません。

 

倉持師範の業務用ブログが投稿されたとき、

私は「ふーーーん」という感想しか持ちませんでした。

正直なことを言えば、「これだけか」と思いました。

弁護士の世界では、厳密で遺漏なき言葉の羅列が

重要なのかもしれません。

でも一般社会は、そうではありません。

人間の機微は、あなたが一番よくわかっているのではないですか。

もちろんあの時点で書けないこと、書くべきでないことがあり、

業務用になるのは致し方のないことかもしれません。

けれど私は、ずっと待っていましたよ。

あのブログのあと、いつかの時点で、

倉持師範が自分の言葉で、自分の想いを綴ってくれることを。

 

まさか、よもや、あれで終わりじゃないよね。

 

うまく立ち回ろうなどと、この期に及んで

ゆめゆめ思うべからず。

その人の誠意とか誠実さは、逆境のときの振る舞いにこそ

表れてくるものと思います。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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