朝日新聞が枝野幸男氏の「憲法9条」についての見解の
説明で、「専守防衛。我が国の防衛の範囲内で自衛権を
行使できることに明確に歯止めを」と書いている。
これ、どういう意味か理解できるか?
「自衛権を行使できないように明確に歯止めをかける」
と読めてしまうではないか。
だから「護憲派」だと勘違いされる。
枝野氏は憲法調査会の会長で、枝野氏の見解が民進党の
見解になる可能性が高い。
たとえ前原氏が代表になったとしても、枝野氏の見解
には反対しないだろう。
前原氏の今までの見解は、安倍首相と同じで、極めて
左翼的な加憲論であり、その見解は前原氏自身がすでに
封印しているようだ。
憲法9条1項2項をそのままで、自衛隊を明記すると
いう考えは完全に「護憲派左翼」である。
「護憲派左翼」は実は「従米主義」であるという欺瞞
から目を背けているだけなのだ。
枝野幸男氏はこれらの見解とは違っている。
それは安倍政権の自己欺瞞的な「加憲案」なんか比較に
ならない「改憲案」であって、わしの自主防衛案に接近
しているようだ。
「自衛権」と「交戦権」の関係が、枝野氏の改憲案の
カギとなる。
枝野氏は6日の「ゴー宣道場」で、この案を公表する。
全マスコミも注目した方がいい。
安倍政権より民進党の方が「自主独立」を志向する真の
保守であることが分かるだろう。