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小林よしのり
2017.7.29 11:22日々の出来事

読みとってくれた時の嬉しさ


FLASH」『よしりん辻説法』で「袋とじ」企画として

描いた作品を、担当りか坊に渡したら、こんな感想が来た。

 

「入稿作業を進めていても、私は○○のエピソードに

すごく共鳴して、毎回うるうるしています。」

「年齢性別関係なく、普遍的に心の壁の薄い部分を突く

エピソードになっているのだと感じました。」

 

これだよなあ。

感受性豊かな女性の編集者って、こんな風に読んでくれる

から嬉しい。

 

うちの男のスタッフなんか、誰もこんなこと言わなかった。

「どへへ―――。ここまで描く?おんどろいた―――。」

しか感想なかったな。

 

「袋とじ」でマル秘のエンターティンメントはもちろん

するけど、わしが描きたかったテーマは深い。

そこんとこ、分かってくれる読者がいると、描いて良かった

なあと思えるのです。うん。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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