大東亜論 第三部
「明治日本を作った男達」
今日も感想のご紹介です!
『大東亜論3』読了しました。
連載だと話の繋がりが
把握し辛かったのですが、
人物解説付きの単行本で読むと
雑誌より大分頭に入りやすくなりますね。
把握し辛かったのですが、
人物解説付きの単行本で読むと
雑誌より大分頭に入りやすくなりますね。
前巻までの武力決起と比べて、
言論中心であろう自由民権編は
地味で大人しい展開になるかと思いきや、
登場する人物たちの所属陣営、思想善悪、
男女の別を問わぬ熱意と展開に
全く飽きることなく読み切ってしまいました。
言論中心であろう自由民権編は
地味で大人しい展開になるかと思いきや、
登場する人物たちの所属陣営、思想善悪、
男女の別を問わぬ熱意と展開に
全く飽きることなく読み切ってしまいました。
18歳岡りなの強烈さと、
所謂弟分キャラかと思っていた
奈良原至の急成長が特に印象に強いですが、
当初の構想を超えてキャラとして
「動き出した」末の展開だったのかな?
今の自分と同じかそれ以下の
歳の者たちが此処までの
思想思考を持って活動し、
その多くが今の自分と同じか
それ以下の歳のままに散っていった
という事実が俄に信じ難いのですが、
彼らの結果功績影響は全て
明治のあの頃の事実として
現代の我々へと繋がっているのですね。
だがその中には本来繋がっては
ならぬものまで含まれてしまった。
「この国の民は自由民権など
永遠に望まない、
お上による秩序だけを望む!」
永遠に望まない、
お上による秩序だけを望む!」
志士の一人(あえてこう数える)・
伴野の言葉は平成の時代になっても
未だ終わらぬ維新の姿を示す…
伴野の言葉は平成の時代になっても
未だ終わらぬ維新の姿を示す…
(anamochiさん)
単行本で読むと、本当に
雑誌連載の時とは
全く印象が変わります!
単行本で読むと、本当に
雑誌連載の時とは
全く印象が変わります!
言論を武器に、命がけで
政府と戦っていた明治の男達の
強烈さに比べると、
本気で政府と戦う気もなく、
身内の背中に水鉄砲撃っている
野党の国会議員やら、
皇位継承という重大問題について、
新たに皇族になる旧宮家系の国民男子は
いる!と夢物語のようなことを断言し、
それを自分で確かめたのか
聞かれるとダンマリを決め込む
与党の国会議員など、
遊んでいるようにしか見えません。
貴様、いざとなったら
切腹する覚悟でやってるのか!?
と怒鳴りつけたくなります。