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小林よしのり
2017.7.4 00:54日々の出来事

安倍首相への「嫌悪感」が浸透してきた


今日、発売の「SAPIO」『ゴーマニズム宣言』では、

眞子さまの婚約のことと、安倍政権の禍々しさについての

2本立てを描いている。

今回の都知事選で安倍政権にNO!を突きつけた都民も、

わしが描いた安倍政権の「禍々しさ」を感じていたことに

なる。

 

安倍首相への「嫌悪感」は、一般国民の間に随分浸透

してきた。

安倍首相ドアップの選挙ポスターを貼るのを、拒否する

店舗や家まで出てきたほどだ。

わしが訪れる店の店員や主人も、わしの政治的立ち位置を

知らないのだが、口々に安倍首相が嫌いだと言い始めた。

ようやくここまで来たかと思う。

 

だが、安倍首相も、政権を支える議員たちも、まだこの

生理的「嫌悪感」に気づいていない。

今後の偽善的セリフや振る舞いで、誤魔化せると思って

いるようだ。果たしてそうか?

政策よりも人物への「嫌悪感」の方が上回ったら、

鳩山由紀夫と同じ運命を辿ることになる。

 

それにしても権力ラブの三浦瑠麗や松本人志は、これまで

安倍首相を無理スジの相対主義的な詭弁を弄して擁護して

きたわけだが、この庶民的な「嫌悪感」に気づかなかった

のだから致命的である。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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