ゴー宣DOJO

BLOGブログ
小林よしのり
2017.7.1 06:02日々の出来事

スタッフは「ハクソー・リッジ」を見に行け


明日はスタッフ全員休みらしい。

ならば指令を出しておくが、全員「ハクソー・リッジ」

見に行くこと。

戦場の描き方がもの凄い。

映像でここまで達していることを知っておかねば、

我々が漫画で戦争を描くとき、絶対に遅れをとる。

わしは、いずれまた戦場を描くことになると思う。

戦争をテーマに、まだ描いてないことがあるのだ。

 

「ハクソー・リッジ」は沖縄戦だが、そのことを配給会社が

隠して宣伝していると言われていた。

それは、沖縄戦だと知ると、ネトウヨが妨害してくるからだ

という噂があった。

どうもその噂そのものが、左翼がネトウヨを攻撃するために

ねつ造したのではないかと疑ってしまう。

 

そもそも、この映画は沖縄戦の評価には全く関係がない!

日本兵を故意に悪く描いてもいない。

いや、むしろ日本兵は凄い、恐いと、誇らしく思う。

 

圧倒的に感動的な戦争映画だ。

劣化保守ども、もちろんネトウヨも、この映画を見る

ことはあるまい。

彼らが好きなのは、日本人のロマンチシズムを刺激する

戦争映画だけだ。

 

日本映画では絶対に洋画の戦争映画は超えられない。

スタッフは「ハクソー・リッジ」を絶対に見に行くこと。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

INFORMATIONお知らせ