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小林よしのり
2017.5.18 22:32日々の出来事

ディストピアに向かう覚悟


天皇制が終焉のカウントダウンに入ったが、三権分立も

崩壊した日本の危うい民主制の中で、共謀罪も成立して、

監視社会になっていくこと確実である。

 

その上、憲法は戦後レジームの固定化に向けて動き出し、

日本の未来は暗雲垂れこめている。

 

悲観論ばかり言っても仕方がないが、楽観論で人々を

誤魔化していても仕方がない。

 

安倍政権を選んだのは国民の多数なわけだし、大して

危機感を持たなかったマスコミや大衆が悪いのだ。

 

アメリカでも、ロシアでも、中国でも、北朝鮮でも、

今日明日のおまんまのために人々は生きてるし、

奪われた自由を意識せずに、娯楽に興じている。

その娯楽を与えるために、わしは生きるしかないのかも

しれない。

 

もっとも自由が委縮して、公共の狭まった世界では、

人々の活力が奪われていくし、創造力も減退していく。

そんな公共空間の中で、どれだけ自由な発想を後世に

残せるか、それが使命なのだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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