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小林よしのり
2017.4.20 02:43政治

天皇よりも安倍晋三とする愚民を呪え!


朝日新聞が良い社説を書いているが、「退位の政府案」

「国会の軽視が過ぎる」と見出しを付けている。

 

政府の「特例法の骨子案」では、まず名称からして、

「天皇陛下の退位に関する・・」となっていて、「陛下」

を入れることによって、今上陛下のみに限った「対人法」

の要素を強化している。

 

政府は、今の天皇は「例外的」な天皇で、この退位は、

あくまでも「例外的」なものであり、次世代の天皇退位の

先例にはなり得ない、次世代からは死ぬまで天皇をやって

もらうからなと主張しているのだ。

 

完全に天皇の願いを踏みにじっている。

もちろん、国会で各党各会派が議論の末、「とりまとめ」た

合意案とは180度違う。

国会の総意も無視して、安倍晋三の好みのみで「特例法」を

作ってしまおうという腹である。

 

「女性宮家の創設」も、国会の合意だったのに、政府の骨子案

では削除されている。

 

国会の言うことなんか聞いてたまるか!

いかに国会が「国権の最高機関」だと言っても、それより上は

安倍晋三だ、政府は国会の合意なんか聞かないぞ!

安倍はそう言いたいのだ。

 

しかも国民はオレさまを支持してるじゃないか!

国会よりも、安倍晋三個人を国民は支持してるじゃないか!

だからオレさまが何をやっても、支持率は下がらない。

独裁でいいんだ。国民は安倍独裁を支持してるんだ!

天皇なんか屁だよ、国民は天皇よりも安倍晋三を支持している。

ざまあみろだ!

それが安倍晋三の内心である。

 

安倍晋三だけがダメなんじゃない。

国民が愚民そのものなのである!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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