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小林よしのり
2017.4.15 02:01日々の出来事

憲法をまったく知らない劣化保守


産経新聞に安倍首相の諮問機関・有識者会議の

「譲位 最終報告案」を評価する記事が出ている。

阿比留瑠比・田北真樹子の記名がある。

「『国民の総意』反映を模索、憲法に抵触せぬよう熟議」

と大文字である。

 

「陛下のお気持ちに寄り添ってはいけない。

お気持ちに共感した国民に寄り添うことは重要だ」

と有識者会議のメンバーが言い、これが首相官邸を含む

共通認識だそうだ。

 

完全に「国民主権」原理主義と化している。

左翼憲法論に冒された自虐史観・戦後レジームに

嵌り込んでしまっている。

 

これが安倍政権を頂点に、自称保守論壇からネトウヨ

まで連なる、「劣化保守」の実態なのだ。

憲法とは何かがまったく分かってないし、

日本が立憲君主国家だということすら理解していない。

こんな連中が「憲法改正」と叫んでいるのだから、

もう力なくトホホと嗤っているしかない。

 

月末の「朝ナマ」で「憲法改正」をテーマにやるらしい。

劣化保守の憲法に関する無知が酷すぎるので、徹夜は

苦手だが、出演をOKした。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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