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小林よしのり
2017.2.17 03:08日々の出来事

石破茂氏と対談した


昨日、「SAPIO」の企画で、石破茂氏と対談した。

テーマはもちろん天皇退位問題だ。

自民党内のブラックリスト扱いである小林よしのりと、

この問題で対談するのは相当のリスクがあるらしい。

それでも対談に応じてくれた勇気に、わしは感謝している。

 

石破氏の場合は、自分の派閥に抱える議員たちに悪影響が

あるようなことはできない。

誰もが選挙区で万全の状態ではないのだ。

 

上に立つ者の悲哀もあるから、わしとの対談は相当苦労

していた。

自分の考えより、むしろ男系派の考えを次から次に繰り

出して、わしが次から次に論破するという奇妙な展開に

なった。

派閥の中にそのような考えを言っている者がいるのだろう。

彼の代弁を石破氏はしているのだ。

 

対談で一番肝心な点は、石破茂氏が間違いなく尊皇派だと

いうことだ。それが分かる対談になった。

自民党の中にも確実に尊皇派はいる。

だが、残念ながら、安倍一強の全体主義が、逆賊派に押さえ

込まれているという事態があるということだ。

 

こんな閉塞的な状況の中で、312日の「ゴー宣道場」に

ゲストとして駆けつけてくれる自民党議員がいる。

船田元氏だ。

「尊皇」か「逆賊」かは、日本人として最も大切な評価

である。

船田議員が困難な状況で何を語ってくれるか、我々は

歴史の証人になろう。

 

 

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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