トランプに対する安倍晋三の「kiss-ass(ケツなめ)外交」は
いずれ笑いものにされるときが来るだろう。
「私は安倍首相を見てハグをしました。そうしたい気持ちに
なったからです」大笑いだ。
男どうしが二人で両手を握り合い、キスの距離感にまで顔を
向き合わせて見つめ合う光景、なんという気色悪さだ。
「とにかく仲良しパフォーマンスだけしておけばいい」と
側近に言われて、トランプは安倍と遊んでいただけだろう。
「トランプって信頼できる大統領だったよ」と安倍は今後、
外国の首脳に言って回るのだろうか?
世界中の首脳がトランプのことを聞いてきたところで、
内心は「ケツなめ外交」だと馬鹿にしているだけだ。
それも分からずに諸外国にトランプの高評価を伝える愚を
使命にして安倍は活躍するのだろう。
トランプ政権内ではもう仲間割れが起こっており、あれは
内部でもめ事だらけ、内紛だらけになる可能性がある。
わしはトランプを「保護主義」を打ち出した一点において
評価するが、どうやら側近からこれまでの常識を学んで、
「現状維持」に変化しつつある。
台湾の蔡総統を贔屓にして、「ひとつの中国に拘らない」と
言っていたのに、習近平と電話会談して、あっという間に
「ひとつの中国」に戻ってしまった。
尖閣諸島は相変わらず日本の「施政権」のみを認めて、
日米安保の適用内と「明記」しただけ。
何度も言質を取らずに済むようになったと日本側は大成果
と思っているが、日本の「領土」と認めたわけじゃない。
いざとなれば米軍が尖閣奪還のために中国と戦ってくれる
可能性は相変わらず限りなく低い。
「施政権」が中国に移ればおしまいだからだ。
共同宣言に「明記」した意味などない。
「パパが見捨てなかった!」
「パパは相変わらず守ってくれるぞ!」
「パパは永遠にパパなんだい!」
「パパについていけば100年安泰!」
「現状維持だった」というだけで、「満額回答」「ホームラン」
と発言してしまった評論家たちは、今後の責任をどう取るか
注視しよう。
アメリカ国内のインフラ投資への協力51兆円と、70万人の
雇用創出という「貢ぎ物」が、「現状維持」に見合っている
のかも厳しく問わねばならない。
しかし日本人の「戦後レジーム埋没」と「平和ボケ」って、
虚しく嗤うしかないな。