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高森明勅
2017.1.2 12:00

参賀

晴天の下、新年の一般参賀。

事情があり、例年より遅めの午後1時半のお出ましでの参賀に。

宮殿前の広場(東庭)が人で一杯。

お出ましを5回に減らしている中で、
今年は9万6700人の人々が詰めかけたようだ。

入場規制も行われたという。

平成に入って2番目の多さとか。

お健やかそうで穏やかな天皇陛下の御声。

例年はそのまま靖国神社に向かう。

今年は銀座まで歩いて丸の内TOEIへ。

「この世界の片隅に」を観る。

私は2回目。

家族にも観せたかった。

作品の中では、のんびりゆったり時間が流れ、思わぬ急変も孕みつつ、
次第に8月6日が近づく静かな緊張感。

更に8月15日こそやはりクライマックスと言うべきか。

鮮やかな印象を残す北條すずの振る舞い。

しかし、その後も日常は続く。

エンドロールにも、ドラマを盛り込む細やかさ。

“昭和”への優しく激しいレクイエムだろう。

平成という時代はどのように回顧されることになるだろうか。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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