『FLASH』(12月20日号)にコメントを寄せた。
記事の中では、ジャーナリストの櫻井よしこ氏とぶつかる形に
なっている。
櫻井氏は
「摂政の制度を活用すれば、陛下の負担を大幅に軽減できます」
なんて未だに言っている。
相変わらず「摂政」の何たるかもご存じないようだ。
同じ記事に、有識者会議のヒアリングに応じた人々へのアンケートの
回答が載っている。
質問事項は一点のみ。
「秋篠宮さまのお誕生日記者会見での発言を、どのように受け止め
ましたか?」
編集部、なかなか良い企画を考えた。
これに対し、天皇陛下を事実上「廃帝」にすべしと主張したに等しい
放言を行っていた日本大学教授の古川隆久氏が、以下のように答えて
いる。
「有識者会議で冷静な議論をしているなかで、皇族がこの問題について
意思表示をすることは、議論への圧力として第三者に利用されかね
ない。
したがって、『回答を控える』という形にしていただくのが望まし
かった」
俺は好き勝手なことを言っても良い。
しかし、当事者の皇位継承資格を持つ皇族は黙っていろ!
という表明。
全くアベコベ。
呆れ果てた暴言だ。
なお秋篠宮殿下の記者会見でのご発言のポイントは
次の3点だろう。
(1)8月8日の天皇陛下のお言葉は、内閣の「了解」、
つまりその同意と責任により公表された。従って、お言葉の主旨、
つまり恒久的な譲位制を実現するのは内閣の課題。
(2)今の皇室制度をこのまま維持すれば「皇族の減少や高齢化」
でこれまでのような活動は出来なくなる。
それを望まないなら、国民の責任で制度を改めるしかない。
(3)天皇陛下がお示しになった、ただ「存在するだけ」ではなく、
能動的・主体的に「役割を果たす」天皇像に、「非常に同じような
気持ちを持って」おられる。
念のため。
12月23日の天皇誕生日に、記者会見での陛下のご回答が
公表される。
注目せよ!