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小林よしのり
2016.10.26 03:05皇統問題

時間がかかるというのは男系カルトのデマだ


笹さんが読売新聞の皇室関連記事を報告してくれるのは助かる。

皇室典範改正には時間がかかるから、特措法でというのは、

デマだということは、何度でも強調した方がいい。

「男系カルト信者」のデマに引っ掛かってはいけない。

現にすでに高森氏が典範改正案を作っていると多くの人に

知らせるべきだ。

11月発売の高森氏の幻冬舎新書がその大きな根拠になろう。

 

「男系カルト信者」も皇室典範改正案を作って公開すればいい。

それができないなら「男系派」の敗北だ。

 

もし特措法で譲位だけやったとしても、その時点で国民は、

皇太子殿下がいないという異常事態に気づくことになる。

今後30年間は皇太子殿下が不在だと気づくだろう。

政治の怠慢をそこで徹底的に追求せねばならない。

わしが製作している『天皇論』がその威力を発揮できればいい。

 

80歳の定年制」という案は無理だ。

高森氏が典範改正案で指摘した通り、皇太子が成人している

という条件が必要で、あくまでも天皇陛下の意思によるもの

でなければならない。

その条件がそろった時に皇室会議の議を経るという手続きが

必要だということだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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