ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2016.10.22 14:55日々の出来事

『大東亜論』は史実を元にしたフィクション


福岡の設営隊長に伝えておくが、福岡で「ゴー宣道場」を

やるときは、『大東亜論』をテーマにはしない。

 

地元の郷土史研究者に、わしの描き方に対していろいろ

注文のある人物もいるらしいが、申し訳ないがわしの作品

には反映できないので、自分の玄洋社の物語は自分で発表

してほしい。

 

わしは参考にした本は参考文献に入れるし、石瀧豊美氏の

アドバイスだけは受けている。

石瀧氏はフィクションと歴史的事実の違いは分かっている人だ。

 

「漫画」という表現形式で、「面白く」描くには、史実通りに

描くことはできない。

忠実に史実のみを再現すると、全然物語にならない。

「玄洋社物語」も「巨人頭山満翁」も手元にあるが、それを

そのまま漫画化しても面白くはならない。

 

単行本では、史実をもとにしたフィクションだと編集部の方で

入れてくれ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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