本日のゴー宣道場、お疲れ様でございました。
第一部、第二部ともに濃密で頭フル回転の時間でした。
高森先生の皇室典範改正案、本当によく練られていて、
先生の話術と共に楽しく拝聴しました。
さらに第二部、「果たして質問が出るかな」と
心配していましたが、まったくの杞憂に終わりました!
質問者のレベルの高いこと高いこと!
改正案を理解することと、そこから新たな疑問点を
見出すことは決して同じではありません。
理解して自分の言葉でかみ砕いてみせ、さらに
「Aの場合は?」「Bの状態では?」などと
具体的にシミュレーションをしなければ出てこない
質問ばかりで驚きました。
レベルの高さに目が白黒しましたが、
その質問にすらすら答える高森先生にも白黒しろくろシロクロ。
もう少しでパンダになるとこだった・・・。
多くの参加者が、当事者として自分に引き付けて
考えてくださったのだなあと思います。
男系派=「保守」を標榜する人は、周りと同じように
「男系は美しい」「伝統だから」と何かの呪文みたいに
繰り返すのではなく、一度でもこうして
自分に引き付けて考えてみたでしょうか。
戦後民主主義の「国民主権」の謳い文句に踊らされ、
自分が一番偉いのだと思い込み、
タコツボ化した狭い世間にどっぷり浸かり、
真摯に歴史を振り返ってみる謙虚さすら持たず、
しまいにはそれが増長して
守るべき権威が何かすらわからなくなり、
自分の思い通りにしてしまおうとする
驚くべき傲慢さを持った人々。
それを現代では「保守」というのかもしれません。
自分のプライドだけを保ち、守ろうとする人々の総称。
今回の道場は、それがはっきり浮き彫りになったと思います。