昨日、天皇陛下の8月8日の玉音放送をまたしっかり聞いた。
聞けば聞くほど、陛下の気持ちが分かってくる。
あの玉音を政治的権能の行使と捉えるのは阿呆だ。
あれは政府に言ってるんじゃない。
政府には内々に打診してるはずで、それでも政府が無視し続け、
摂政でいいだろうなどと退位を渋った結果なのだ。
つまり政府に期待するのは無理だったから、国民に直接訴えて、
議論を起こしてほしいという陛下のご希望なのだ。
それを受けて、国民が議論を起こさねばならないのに、「政治的
発言の恐れあり」「憲法違反の恐れあり」などと、国民の中から
痴識人が言い始めるのだから、たまったものじゃない。
天皇陛下だって人間だ。
本来なら、せめて自分の身の振り方、自分の家族の後継者くらい
自分で決めてもいいはずだ。
それすら許さぬと言うのなら、天皇は国民の奴隷になってしまう。
マスコミは陛下の言葉を聞く能力もないのか、「盛土」の話題
ばっかりで、ジャーナリズムの使命や責任を放棄して、視聴率
確保に躍起になっているだけ。
唯一「朝まで生テレビ」だけが来週末、「生前退位」問題の
第二弾を行う。
田原氏が安倍首相に特別立法を進言したとニュースで流れて、
頭にきていたが、あくまでも「議論」の場を提供してくれるの
なら、それだけでも感謝しよう。
他のテレビメディアがこうも自堕落なら、「朝ナマ」の意義を
認めざるを得ない。
第二弾もぜひ竹田恒泰を出してほしい。
議論をすればするほど、男系固執が優勢になると豪語していた
のだから、本人が逃げる気がないなら、依頼すれば出てくる
だろう。
そもそも竹田は「旧宮家系」の当事者だ。
他の自称保守の男系派は、旧宮家系の男系男子なんて会った
こともないはずだ。
竹田がいなければ「男系固執派」なんて生まれなかったかも
しれない。
肩書きは「明治天皇の女系の玄孫」と正確に書いてほしい。
どうしても「女系の」が嫌なら、仕方がない。
今まで通りのペテンを容認しよう。
それから小林節はやめてくれ。
あの男は8月8日の玉音放送を、先月の「朝ナマ」で初めて
聞いたのだ。
小林節が8月8日当日に聞けなかったとしても、あれから何度、
ニュースが報じた?何度でも聞く機会はあっただろう。
それを一度も聞いてなかったということは、天皇に関して、
全然興味を持っていないのだ。
あの男は皇室について議論する資格はない。
「朝ナマ」をライフワークとする田原総一郎氏に敬意を表する
意味でも、わしは真剣にやる。
高森明勅と小林よしのりは真剣にやる。
「男系固執派」も真剣にやれ。
他の出席者はリラックスしてやってもらっていい。
いいか。「朝ナマ」の視聴率を上げろ!
天皇陛下のために国民の議論を喚起しろ!