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小林よしのり
2016.9.17 00:26皇統問題

医療の発達は側室に代われるか?


皇統の「男系主義者」たちがよく言う「側室がなくても、

現代は医療が発達しているから大丈夫」という言葉が

さっぱり分からないのである。

 

「江戸時代は子供が病気になるとバタバタ死んでいたから、

側室が必要だった。現代はほとんどの病気は治せるから、

側室なしで大丈夫」と言うのだ。

この意味が全然分からない。

 

そもそも一夫一婦制の中で、しかも産む子供の人数が
不足しているのであって、
1人か2人しか産まないので
あれば、男子が生まれる
確率が減ってしまうのは
当たり前である。

 

医療の出番は、まず子供が生まれて、育つ過程の話で

あって、1人も産まなければ、医療の出番はない。

現に皇室でも次世代の男子は悠仁さま一人になっている。

 

それとも医療の出番は、子供を産む前の段階からと

考えているのだろうか?

だとしたら、不妊治療や、試験管ベビーや、代理母で、

子供を産めということなのか?

だがそれでも男女の産み分けは出来ないのである。

 

「男系主義者」たちから、「医療の発達」とずっと聞いて

きたのだが、一体何の意味があるのだろう?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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