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小林よしのり
2016.9.9 00:51メディア

政府が決めても、皇統問題は終わらない


田原総一朗司会の「BSクロスファイア」で高森氏と
百地章が討論する。
放送は9月10日土曜の午前10時
からだ。

 

田原氏は安倍晋三に呼ばれて、余計なアドバイスをして、

しかも安倍に騙されている。

日本会議に深く関わる安倍晋三が、なんと女性・女系天皇も

検討すると言ったと、感激している。

 

だがその直後に皇統問題は先送りと安倍は言った。

政治家の狡猾さ、権力者の卑しさを甘く見てはいけない。

私利私欲の権力保持のためなら、「公」を平然と踏みにじる。

 

天皇陛下につくか、安倍晋三につくか?

「権威」につくか、「権力」につくかなのだ。

 

なお権威主義と権威は違う。

皇族ブランドを利用して人を欺くのは権威主義であり、

権威ではない。

 

だが、田原氏はまだ皇統問題で、議論を続けるつもりらしい。

そこは評価せねばならない。

なにしろダメなのは一般マスコミだ。

田原氏の他にはどこもこの皇統問題を取り上げない。

馬鹿すぎて全然理解できないのだろうか?

天皇制なんて、なくなってもいいと考えているのだろうか?

 

安倍晋三が天皇陛下に最大限の侮辱を与える決定をしようと、

皇統問題は終わらない。

わしは当然、諦めない。

わし自身のエゴではない。

一般国民のように無関心でおれたら、どんなに気が楽かと思う。

 

だが、天皇陛下の気持ちを考えたらそうはいかない。

皇室の最大の危機に気が付いている者として、陛下に感謝する

一国民として、まだまだ諦めてしまうわけにはいかない。

「ゴー宣道場」でも発信するが、作家として、全力で本を描く

ことで、国民に発信し続ける。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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