泉美木蘭さんの天皇陛下のお言葉の分析は実に見事だ。
特に主語が「天皇」と「私」、明確に使い分けられている
というのは実に慧眼だ。
普通に国語力を発揮すれば、生前退位が導入で、皇室典範改正が
締めくくりに来るのは歴然としている。
竹田恒泰は典範改正については何も言ってないと主張していたが、
「朝ナマ」でも、特に女性たちは「ちゃんと書いてある」という
認識で一致していた。
「皇室典範」という言葉を出せば、政治的発言になるので、
それなりの慎重な言い回しが必要になるのは当たり前だ。
このように、未だに8月8日の玉音放送の真の読み方を把握
していない者が、あまりに多い。
「朝ナマ」の冒頭、「お言葉」の感想を聞かれたときに、
普通は「ご高齢で気の毒に」、「退位を認めてあげよう」までで
終わるのである。
ところがわしが、「政治の怠慢で、とうとう陛下にここまで発言
させてしまった」という無念をにじませると、一瞬、水を打った
ような静寂になってしまった。
玉音放送に踏み切らざるを得なかった長年の経緯、陛下の心労、
そこまでを前提に話すべきなんだという認識が、特に頭のいい
女性が揃っていたから、一気に共有された。
やはり玉音放送の読み方から始めねばならない。
9月11日の「ゴー宣道場」は、そこから始めよう。
第一部で、玉音放送の徹底分析。
第二部で、逆賊たちの妄言、斬りまくり。
第三部以降は、また順次、明らかにする。
応募締め切りは8月31日、あと3日である。