今日のニコニコ生放送の議論は、わしとしては実りがあった。
天皇に関して、わし自身が血脈を尊敬しているのではない
ということが、はっきり自覚できたからだ。
血脈は革命を封じるツールとして有効であるが、血脈を
崇め奉る気にはなれない。
ましてや男系Y染色体信仰というものが、わしの中には全然
芽生えない。
わしはやはり一代一代の天皇の「人徳」を尊敬しているのだ。
昭和天皇の人徳も、今上陛下の人徳も尊敬している。
大田俊寛という宗教学者が「血脈のドグマ」が大事だと言って
いたが、彼にはそんなドグマを本気で信奉する気持ちがあるの
だろうか?
わしには「ない」と言い切れることが自覚できた。
そもそも神道には教義もないし、布教もない。
西洋の一神教と違って、ドグマがないのが日本教である。
日本国民の深層心理にも、ドグマはないとわしは思う。